プレゼンをすることが決まったら、まずあなたは何をしますか?
発表内容を整理して、ネットでスライドデザインを調べて、スライド作り?
いいえ、違います。
あなたがまずすべきことは、他に3つあるんです。
以下の3つを調べておけば、あなたのプレゼンはもっともっと良くなるはずです。
スライドを作った後にやるべきことはこちら↓↓ musubiki.hatenablog.com
① 会場の大きさを調べる
まずは、プレゼンをする会場を調べましょう。
・会場は100人規模のホールでしょうか?それとも小さな会議室でしょうか?
・後ろの席からはスクリーンは良く見えるでしょうか?
・何か障害物はないでしょうか?
・あなたの当日の立ち位置は、どこでしょうか。
スクリーンに映し出すスライドは、会場の規模や聴衆側からの見え方に応じて、変えてみましょう。きっとより見栄え良くなるはずです。
また、会場の様子を探っておけば、当日自分がどのような場所に立って(もしくは座って)プレゼンをするのか、具体的な想像ができるはずです。
緊張してプレゼンがうまくできない、という人は、これをやっておくと慣れがでて当日の緊張がほぐれます。可能であれば会場を使って練習できるとより良いです。
② 聴衆を調べる
どのような人があなたのプレゼンを聞くのか、知りましょう。
・専門家でしょうか?取引先のお偉いさんでしょうか?それとも同僚や上司でしょうか?
・あなたのプレゼン内容について、どのくらいの知識があるでしょうか?
プレゼンは、わかりやすくするのは基本ですが、その内容は聴衆に合わせて変更するべきです。
なぜなら、聴衆の違いは、あなたのプレゼン目的の違いでもあるからです。
あなたはその聴衆に、何を伝え、何を得てほしいのでしょうか。また、何をフィードバックしてほしいのでしょうか。
提案なのか、議論なのか、報告なのか、目的をはっきりさせましょう。
スライドの内容について、専門家同士でのプレゼンであれば、共通知識はある程度省いても平気です。知識があまり共有されていない相手であればわかりやすくわかりやすく、説明をすべきです。
限られた時間の中であなたの目的を達成するためには、目的に合わせてスライドを作りましょう。
③映し出すスクリーンを調べる
あなたのスライドを映しだすスクリーンを調べましょう。
・プロジェクターから出力される色はどれほど反映されるのでしょうか?
・スクリーンの大きさは?
・スクリーンの数は?
モニターであればほとんどスライド通りに映りますが、プロジェクターの場合、作ったスライドの色よりも薄く出力されることがあります。特に白い背景と薄い黄色の文字だと、文字が見えなくなってしまうこともあります。一度スライドを映し、確認してみましょう。
また、会場の規模などのよって、スクリーンの大きさや数は異なります。大きめのスクリーン一台のところもあれば、複数のスクリーンやモニターにスライドを移すこともあるでしょう。
スライドに使う文字や図の大きさは、映し出されるスクリーンの大きさなどに応じて変え、聴衆から見えやすいように作りましょう。
さらに、スクリーンやモニターに映し出される範囲も確認しておくとよいでしょう。
プレゼンスライドは、スライドの端ぎりぎりまで文字や図を組み込むと窮屈なイメージになってしまい、あまり視覚的に良くありません。しかし、映し出される範囲の外側に余裕があり、かつその範囲の色と背景色と合わせることができる場合、スライドをぎりぎりまでつかっても窮屈にはなりません。
例えば、白色の布スクリーン中央部分に映し出される場合、白い背景を使ったスライドであればスライドの枠が見えず、余裕をもって見せることができます。
以上、プレゼンの予定が決まったら、上記の3つを調べておくとよいでしょう。
プレゼンは、限られた時間の中で情報を伝えなければいけません。そのためには、聴衆に余計な負担をかけることは、絶対にしてはいけないのです。
上記3つを調べておけば、聴衆に合わせたプレゼンとなり、聴衆にとって大変「聴きやすい」プレゼンになるはずです。
これらの作業は決して大変な作業ではありません。ぜひプレゼンが決まった際には試してみてくださいね。
それではまた。