タピオカブームの真実【タピオカブームを自分勝手に解釈してみた】

 

f:id:musubiki:20190915215835p:plain

 
 
タピオカミルクティー。
もちもちしたタピオカボールがさらりとしたミルクティーと程よく合い、ストローで吸う感覚が面白い台湾の代表的な飲み物です。
知らない方はいないほど日本で流行っているわけですが、なぜここまで日本人に好かれているのでしょうか。
 
平成の初期に日本に入ってきたこの飲み物は、たびたび日本の中でブームとなり、現在(2018~2019年)は第三次ブームとして様々なタピオカ飲料が街中に溢れています(タピオカティー - Wikipedia)。
 
私の近所にも、最近新たにタピオカミルクティーのお店が二軒でき、流行りに疎い私でも飲みに(食べに?)行きました。
その際、「タピオカってなんだろう?」となんとなーく気になって調べてみると、(私にとって)衝撃の事実が判明いたしました....。
 
それがあまりにも驚きだったので、今回はいつもと趣向を変えて「タピオカブーム」について自分勝手に解釈(個人の感想)してみたいと思います。
 


1. 日本人が大好きな「もちもち」

 

タピオカミルクティーの主人公であるタピオカ。

その 特徴はやはり、「もちもち」としたその食感!湿気の多い国日本では、乾燥したものよりも柔らかいものが好まれる傾向にあると思われるが、その中でも「もちもち」は日本人が大好きな食感であるだろう。

 

ネットでの市場調査を行うB・M・FTによると、やはり「もちもち」は長年上位にランクするオノマトペ(自然の音や動作を音(オン)で表すことば。擬音語や擬態語など)として存在感をはなっている。

 

f:id:musubiki:20190915222036p:plain

株式会社 ビー・エム・エフティーのシズルワード(http://www.bmft.jp/sizzleword2019.php)より引用



つまり私たちの多く(とくに女性)は、「もちもち」したものが好きなわけで、「タピオカミルクティー」がブームになるのも納得なわけである。

 
 

2. 「もちもち」をつくりだすもの

 
この「もちもち」を作り出すものは、何なのだろうか。
 
気になった私は、さっそくグーグルさんで調べてみることにした。
それによると、タピオカの原材料であるタピオカ粉であり、この粉は「キャッサバ」の根茎から作られているらしい。
 
「キャッサバ」。聞いたことがある。中学か高校の地理の授業で習った気がする。たしか熱帯地方で育てられている芋だった。
 
キャッサバの根茎には多くのデンプンが含まれている。
そしてその粉(タピオカ粉)を混ぜると、その粉粒が伸びた構造をとり、噛み始めは柔らかく噛みしめると少し硬くなり噛み応えを感じるそうだ(http://www.isc.meiji.ac.jp/~foodeng/FP1704(16-19)%E7%89%B9%E9%9B%864.pdf)。
 
これが、我々の感じる「もちもち」感だ(たぶん)。
 
なるほどなるほど。キャッサバから作られたタピオカ粉がこの食感を生み出しているから、タピオカミルクティーのタピオカはもちもちしていて日本人好みなんだな~。
 
そんな感想を抱きながら調べていくと、驚きの文字が出てきた。
 
食品の増粘剤として糊化したものが用いられる。また、ライスヌードル、冷凍うどんなどの麺類菓子などの食感調整、品質維持にも用いられる。ミスタードーナツポン・デ・リング、白い鯛焼きなど、もちもちした食感の菓子を作るのに重要な役割を持つ。(タピオカ - Wikipediaより引用)
 
タピオカ以外にもタピオカ粉は利用されてるんだ!!!
ポン・デ・リングとかもちもちしてるもんな~ほえ~驚き~タピオカ粉が使われてるお菓子って他にどんなのがあるんだろ~
ともう少し調べてみると、さらに驚きの事実が出てくる。
 
と、その前に少し私の情報を入れておくと、私は大部分の人と同様、もちもちしたものが好きだ。お正月のおもちなんかは毎年食べ過ぎてしまうので、最近は個数を制限しているほどである。
そしてもちもちしたものの中でも、小さいころから好きだったものがある。
それが、「わらび餅」だ。
あの透明な粒をつまようじでぷにっと刺し、他の粒からはがしながらきなこゾーンに運んでまんべんなくコロコロとつける作業は、幼い私にとってとてもとても幸せな瞬間だった。
ほら、これがわらびだよ。おまえの好きなわらび餅は、わらびから作られているからわらび餅なんだよ。森を散歩してるとき、わらび餅ブームの来ていた私に、母親か父親だかがそう教えてくれた気がする。
郷愁をはらんだわらび餅の記憶は、今の私にとって幸せな思いでとなっていた。
 
わらび粉はワラビ地下茎から得られるデンプンだが、高価なのでタピオカなどのデンプンを混ぜたものを用いる場合も多い。(わらびもち - Wikipediaより引用)
 
うそ・・うそでしょ?
わらび餅ってタピオカ粉(その他芋や葛)から作られてるの・・・?
というか、私の食べていた安くて美味しいわらび餅はわらびの餅ではなかったの・・・?
 
 
そう、私たちの身の回りにはタピオカ粉があふれており、私たちの日本人が好む「もちもち」感のなかにはすでに、タピオカが侵食していたのだ。
 
 

3. タピオカブームはもはや「わらび餅」の再来?

 
逆に言うと、私たちはタピオカという名の硬めのわらび餅をミルクティーに入れて食べていたともとれるのかもしれない。
 
そんな折に、最近新たな店舗ができた。
 
2019年3月末に新宿にオープンした、『OCHABA』である。
 
 
日本茶ミルクティー専門店であるこのお店では、タピオカの代わりに「わらび餅」が入っているらしい。
うん、もはや原点回帰
 
 
日本人が求めていたのは「タピオカ」のような口に出したくなるカタカナだとかインスタ映えする飲み物ではなく、もはや、「わらび餅」のようなもちもちでしかなかったのではないだろうか。
 
もちろん「タピオカ」も「わらび餅」も製法の異なる別の食べ物なのでこの感想は私個人の勝手な言い分であり言い過ぎな感しかないが、結局のところ、我々の求めているものは「もちもち」でしかなく、我々は「もちもち」に踊らされていおり、そして「もちもち」ブームは姿かたちを変え我々の前に定期的に現れるのかもしれない。
 
あなたの周りの「もちもち」はどうだろうか。
もし興味が沸いたのなら原材料等を調べてみるといいかもしれない。
あなたの身の回りの「もちもち」にも、すでにタピオカが潜んでいるのかもしれないのだから・・・。


 
 
以上、なんとなくタピオカが気になったのでタピオカブームについてかなり(ほぼ全部)身勝手に、個人的な事情を含めながら解釈しました。
 
 
同じ「もちもち」でもタピオカよりわらび餅が好き!!という方は、ぜひこの『OCHABA』に行ってわらび餅をトッピングしてみると(白玉もトッピングできるらしい)、新しい世界を味わえるかもしれませんね。
感想待ってます。
 
 
※追記
行ってまいりました、OCHABA!
一度目は夕方に行ったのですが、開店から半年以上たっているというのにわらび餅が売り切れ!!!!!
というわけで別の日のお昼ごろに改めて行ってまいりました。
 
一番人気という「緑茶ロイヤルミルクティー」に白玉を追加しGET!!!やったぜ!(写真は撮り忘れた)
新宿の屋上庭園で子どもが戯れるのを見ながら優雅にのむわらび餅と白玉の緑茶ミルクティー。
わらび餅はタピオカほどの大きさだがタピオカよりももちもちしていて、なかなか日本茶にも合うようだ。
白玉はわらび餅よりも一回り大きく、スプーンを使って食べるらしい。柔らかめの白玉はほんのり甘く、もはやデザート。
 う~ん、デリシャス。タピオカミルクティーよりも好きかもしれん。
 
私が満足気にずこずこ飲んでいる最中、悲劇が起きた。
「え、ちょ、飲めない・・・」
一緒についてきてくれた友人(彼女は玄米茶ロイヤルミルクティーに白玉追加)が全く飲めていない。
「!!!!!」
それもそのはずだ。ストローの先端には白玉が挟まっている!!!!!
 
白玉を取ろうと格闘すること数分。
なんとかスプーンでストローから白玉をはがすことに成功、しかし次の瞬間、ストローの中に入っていたティーは、ビチャッと虚しく零れ落ちた・・・。
 
というわけで白玉は少し柔らかめでストローに詰まりやすくなっています(もしかしたら作られた時間にもよるかも?)。
みなさんも飲む際には気を付けて飲みましょう!
 
それではまた。
 
 
 
 
 
我々が踊らされている可能性がある曲考察はこちら↓↓↓